前回の記事でお伝えした通り、「虫歯ゼロ」のカギは口内pHのコントロールです。

 

虫歯ゼロへの道は、自分自身の口内pH(唾液のpH)を知るところから始まります。

今回の記事では、自宅で誰でも簡単にできる、口内pHの簡易測定方法をご紹介します。

自宅での簡易測定には「pH試験紙」がおすすめ

自宅で簡単に測るなら、pH試験紙がおすすめです。

例えばこちら。

アズワン pH試験紙 瓶タイプpH1-14

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使い方はとても簡単で、測りたい溶液にサッと浸すだけです。

すぐに試験紙の色が変わりますので、色見本(カラーチャート)を元に溶液のpHを読み取ればOK。

 

その際、「長く浸さないこと」と「すぐに読み取ること」が大切です。

浸す時間は1秒以内。

長く浸すと試験紙の色が溶け出します。

また、変色した試験紙は時間とともに退色するので、出来るだけ早くpHを読み取る必要があります。

 

唾液ですから、そんなに量は多くないですよね。

でも、決して直接舐めてはいけません!

pH試験紙の薬品は有害です。

必ず唾液をコップなどの器にとり、その中に試験紙を浸すようにしてください。

 

なお、インターネットで調べると「pH試験紙」の商品はものすごく多いですが、中には全く測れない不良品もあるようです。

もともと簡易測定しかできない安価なアイテムなので、pH試験紙に高い精度を求めるのは無理があるのですが、出来るだけ確かな商品を購入されることをおすすめします(ちょっと高くても)。

似ているようでも「pH試験液」では測れない

また、類似の製品に「pH試験液」というものもあります。

例えばこちら。

パナソニック pH試験液 アルカリイオン整水器用

 

pH試験紙と使い方はほぼ同じで、器(付属の試験カップ)にpH試験液を入れ、その中に測定したい溶液を加えるだけです。

すると溶液が変色するので、色見本(カラーチャート)を元にpHを読み取ればいい。

 

しかし、pH試験液でpHを測るには、付属の試験カップ1杯分の溶液が必要なのです。

唾液の場合あまり量が多くないので、試験カップ1杯分などとても準備できません

くれぐれも間違えて「pH試験液」を買わないようにご注意ください。

「リトマス試験紙」も買ってはいけない

それから、pH試験紙と似たようなもので「リトマス試験紙」がありますが、こちらも間違って買わないようにご注意ください。

リトマス試験紙ではpHは測れません

リトマス試験紙は酸性かアルカリ性かを判断するためのもので、下の写真のように赤色と青色の2色がセットになっています。

つまり、

  • 青色リトマス紙が赤くなれば酸性
  • 赤色リトマス紙が青くなればアルカリ性
  • 両方とも色が変わらなければ中性

このように、酸性なのか、アルカリ性なのか、中性なのか、だけを判断するわけですね。

 

通常、唾液は酸性から中性付近ですので、唾液に使うとすれば青色リトマス紙になります。

おそらく唾液に浸せば赤く色が変わるでしょう。

ですが、知りたいのは「酸性の度合い」なので、酸性であることがわかるだけでは不十分です。

リトマス試験紙では、どれくらい酸性かを知ることはできません。

定量的に測るならpHメーターだが、調節にひと手間かかる

pH試験紙よりももっと正確に口内pH(唾液のpH)を測りたい場合、「pHメーター」を使う方法があります。

溶液のpHを数値で定量的に判断できるので、より正確です。

歯医者さんではもちろんpHメーターが使われています。

 

私がpHメーターをおすすめしない理由は、調節に手間がかかるから

pHメーターで正確な測定をするには、「校正(キャリブレーション)」という作業が必要です。

pHメーターに限らず、ほとんどの測定機器は絶対値ではなく相対値を測るので、基準となる値を設定してあげないといけないのですね。

そのため、測りたい溶液の前に付属の標準液を測定して、「これがpH〇〇の溶液ですよ」と測定器に教えてあげるわけです。

その後、測りたい溶液(この場合は唾液)を測り、基準値との差からpHを定量的に求める。

 

・・・聞いているだけでめんどくさいですよね。

ですので、おすすめできません。

一応、商品の例を載せておきます。

Preciva デジタルぺーハー測定器(デジタルpHメーター)校正液付き

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なお、pHメーターの性能は値段によっても変わります

上記のものは比較的安くて性能もそこそこ良さそうなのですが、インターネット上の評価はバラバラです。

信頼できるのは堀場製作所の製品Amazon / 楽天)ですが、安いものでも2万円以上します。

まずは現在地を知って、適切な対策を

以上、口内pH(唾液のpH)を測る簡単な方法として、pH試験紙をご紹介しました。

これがあれば、とりあえず自宅で、すぐにでも自分の口内pHを知ることができます。

 

もしpHが低ければ、食生活を改善してpHを上げるように努力しましょう。

逆にpHが中性付近なら、口内pHは問題ありません。

それでも虫歯になってしまうようでしたら他の原因(歯ぎしりとかストレスとか)が考えられます。

 

いずれにせよ、現在の自分の口内pHを知らなければ、適切な虫歯予防・虫歯対策ができないのです。

pH試験紙で、まずは現在地を知るところから始めましょう。