歯を自然治癒力によって再石灰化させるには、食事の改善が必須です。

歯の自然治癒力を最大化させるには何を食べればいいのか

そして、何を食べてはいけないのか

それらについて具体的に見ていきたいと思います。

食べてはいけないものはこの2つ:甘いもの・冷たいもの

まず、「食べてはいけないもの」はこの2つです。

  • 甘いもの(砂糖)
  • 冷たいもの

 

「甘いもの」は分かりやすいですね。

とにかく砂糖は厳禁です

唾液の酸性度を上げてしまうため、歯が溶けやすくなり、虫歯を助長します。

砂糖を多く含む清涼飲料水、チョコレート、ケーキ、甘いお菓子、甘い味付けの料理などは全てNGです。

 

一方、「冷たいもの」は、虫歯を助長するわけではありませんが、歯にしみます

虫歯がある時は避けるのが賢明でしょう。

食べると良いものは、口内の酸性度を下げるもの

次に、「食べると良いもの」ですが、基本的には口内がアルカリ性になるものを食べると良いです。

歯の主成分であるハイドロキシアパタイトが、酸性の条件(pH 5.5~5.7以下)では溶け、中性〜アルカリ性の条件では再石灰化するからです。

 

というわけで、口内の酸性度が下がるような食べ物をいくつか挙げてみます。

  • 梅干:口内で酸性からアルカリ性へと変化する。また、唾液の分泌を促進することもメリット。
  • 自然塩:精製塩ではなく、ミネラル豊富な自然塩を使う。これで歯磨きすると良い。
  • 野菜:ほうれん草など。
  • 海藻類:わかめ、ひじきなど。
  • 沸騰水:水は沸騰するとpHが高くなる。

 害が無いか、そこそこ良いもの

セカンド・ベストと言いますか、歯の自然治癒にとって「ある程度良いもの」は、以下の通りです。

害がない(害が少ない)という点で、食べることが推奨されています。

  • お茶
  • 砂糖なしのミルクティー
  • 野菜(玉ねぎ、人参、大根、きゅうり、キャベツ)

 その他、注意するべきこと

その他の注意点として、食べ物のことではないですが、歯磨きの時にあまり患部に触れないようにすることが大切です。

これ以上虫歯にならないようにと、虫歯ができた部分を一生懸命に磨く人がいますが、これは逆効果。

患部をゴシゴシ磨いてしまうと、せっかく再石灰化が始まっていても、歯の成分が沈殿する前に歯みがきによって削り取られてしまいます。

再石灰化している最中の患部はそっとしておく必要があります。

最後に

以上、簡単ではありますが歯の自然治癒力を最大化する食事についてお伝えしました。

甘いものを食べないことと、口内の酸性度を下げる食べ物を選ぶことが重要ですね。

リストアップされた食事を見てみると、梅干し、野菜、海藻、お魚など、日本人の伝統的な食習慣は歯の自然治癒力の面から見ても好ましいことが分かります。

ぜひ参考にして、虫歯の自然治癒や予防にお役立てください。

参考文献