(写真提供:StockSnapによるPixabayからの画像)

 

歯医者が怖くてもう何年も行っていないという人、意外と多いのではないでしょうか。

そんな人に朗報です^^

 

最近の歯医者さんは、うまく治療方法を選べば怖いことはありません

この記事では、「削らない・抜かない」をコンセプトにした最近話題の歯の治療方法をまとめました。

また、どうしても歯を抜かなくてないけない人のための「痛くない治療方法」も、後半でご紹介しています。

 

ざっくりですが、「最近の歯科医療はここまで進んでいる!」ということを知っていただけたらと思います。

そして、これらを参考にしながらご自分に合った最適な治療方法を選択し、歯の健康増進にお役立てください。

その1:ドックベストセメント治療

ドックベストセメント治療とは、殺菌力のある銅セメントを患部に充填する治療方法です。

軟化した歯の組織を除去せずに充填することができ、さらに、充填後は「う蝕」した患部を再石灰化し再生することができます。

ドックベストセメントは、できるだけ歯を削らずに治療することをコンセプトとした治療方法なのです。

例えば、従来であれば神経を抜かなくてはいけないような深い虫歯でも、この方法を使うことで神経を残すことができると期待されています。

 

私も何度かやってもらったことがありますが、薬品を歯の表面にチョンチョンと塗布するだけの治療方法です。

塗布したセメント剤が歯の表面を保護し、これだけの処置で、虫歯になった部分が再石灰化していくという驚きの方法です。

下記の動画でドックベストセメント治療の内容が詳しく紹介されています。

 

【歯科】小峰 一雄のDoc’s Best Cementsのすべて|「痛くない、削らない、抜かない歯科治療の最先端!」小峰先生の「ドックベストセメント」が自宅で学べるDVD教材が、遂に公開!

 

ドックベストセメントを使った治療方法では歯を削らなくて良いため、ドリルの振動に伴う痛みがなく、また治療時間も短くて済みます

歯を削りたくない人にはまさに理想的な治療方法ですね。

治療時間は10分もかかりません。

 

そして、患部にドックベストセメントを詰めると、ドックベストセメントの薬効で永続的に浸透殺菌されます。

セメントに含まれる銅の殺菌作用で残存している虫歯菌を死滅させられるため、患部を削らなくても虫歯菌を完全に除去できるのです。

 

なお、ドックベストセメント治療は保険適応外のため、自費診療となります。

そのため、保険診療に比べて費用は少し高くなります。

その2:自然治癒力

シュガーカット、口内pHバランスの改善、ストレス軽減、ドックベストセメント治療などの組み合わせにより、歯の自然治癒力を最大化する治療方法です。

もちろん削りません。

下記の書籍で詳しく紹介されています。

 

小峰一雄『名医は虫歯を削らない:虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』

自然治癒力による歯の治療方法は、インターネットではまだ詳しく紹介されていないようです。

まさに、今までの歯科常識を打ち破る1冊。

虫歯が自然に治る」と言われてもちょっと信じられないかもしれませんが、自然治癒力を最大化させるいくつかの対策をすることで可能になります。

その3:オゾン治療

ドックベストセメント治療以外でも、削らない治療方法があります。

それがこの「オゾン治療法」。

オゾンと言うのは、「オゾン層」のオゾン。

殺菌力に優れた気体です。

酸素原子(O)が2つくっつくと酸素分子(O2)になり、3つくっつくとオゾン(O3)になります。

 

オゾン治療法の最大の魅力は、強力な殺菌力と安全性

オゾンにはとても強力な殺菌力がありますが、治療に使用するオゾンガスは自然界に存在する程度の低い濃度のものなので、人体に悪影響はありません。

下記の動画で、オゾン治療法の様子を詳しく見ることができます。

 

シープデンタルクリニック~オゾン治療について~TEL:03-6457-3001

 

オゾンの殺菌力はなんと塩素の約6倍

オゾンはその殺菌力の高さから、虫歯菌や歯周病菌の殺菌に効果を発揮します。

 

「虫歯菌の殺菌」って簡単にできそうに思えますが、実はこれまでの方法ではうまくできなかったのです。

市販のマウスウォッシュや歯磨き粉の殺菌力では、虫歯菌の効果的な除去は困難です。

オゾンの強力な殺菌力があってこそ実現できることなのですね。

 

またオゾンには、虫歯菌・歯周病菌などの悪玉菌の殺菌のほか、患部の血行促進歯周病及びアレルギーに対する免疫力の向上など、様々な効果が知られています。

オゾンは幅広い歯科治療の分野で、安全かつ優れた効果を発揮する気体なのです。

 

そして、オゾン治療の一つに「オゾニトロン」という機器を使う方法があります。

オゾニトロンというのは、強力な殺菌効果のあるオゾンガスと一緒に、患部に酸素を送ることができる機器です。

この機器を使えば、歯の治癒力がさらに高まるほか、顎関節症の予防にも効果があると言われています。

その4:笑気吸入鎮静法(または吸入鎮静法)

その1〜その3で紹介した方法は、基本的に「削らない・抜かない」治療方法です。

まずはそちらを試していただきたいのですが、どうしても歯を抜く必要があるときに、痛みや恐怖心を効果的に和らげる方法があります。

その一つが、笑気吸入鎮静法です。

まずは下記の動画をご覧ください。

 

ちゅうりっぷ小児歯科笑気吸入鎮静法

 

笑気吸入鎮静法は、「笑気(しょうき)」と呼ばれる一種の麻酔ガスを高濃度の酸素と一緒に吸入することで、不安感や恐怖心の少ないリラックスした状態を作り出す方法です。

笑気を利用することで安全で快適な治療環境(身体の状態)が確保できますので、歯科治療に対して強い恐怖心をお持ちの方や、小さなお子さんでも快適に治療が受けられるようになります。

その5:静脈内鎮静法

笑気吸入鎮静法よりもさらに鎮静効果が高い方法として、「静脈内鎮静法」があります。

これは鎮静薬を血管内に直接注入する方法で、笑気では十分な鎮静効果が得られない場合や、生え方の悪い親知らずの抜歯、インプラント手術など比較的大がかりな外科手術を伴う治療の際に用いられます。

 

「たかが親知らずで?」と思われる方もいるかもしれませんが、親知らずの抜歯も、歯の生え方によっては結構大がかりな外科手術が必要になるのです。

ただ引っ張って抜けばいいわけではなくて、歯ぐきを切開したり、顎の骨を削ったり・・・。

そんなときには、笑気吸入鎮静法よりも強力な、静脈内鎮静法が有効です。

なお、これ以上の手術になると、全身麻酔が必要になります。

最後に

以上、5つの最新歯科医療についてご紹介しました。

  1. ドックベストセメント治療
  2. 自然治癒力
  3. オゾン治療
  4. 笑気吸入鎮静法
  5. 静脈内鎮静法

これらをうまく利用して、まずは「削らない・抜かない」治療をすることが大切です。

歯は一生モノの財産ですので、できる限り削らず、抜かず、残しましょう。

参考文献