歯ぎしりというと、大人に多い症状と思われがちですが、実は子供にも無関係ではありません。

子供によっては歯が生え始める生後6か月頃から始まります。

そして時には中学生ごろまで続くこともあるのです。

寝ている子供が歯ぎしりをしていたら、大人は気になりますよね。

歯ぎしりによって歯がすり減らないだろうかと心配になります。

それに、大人が歯ぎしりをするのはストレスが原因とも言われるので、「じゃあこの子も何か大きなストレスを抱えているのかもしれない」と、周囲の大人が勝手に気を揉んでしまうことも多いようです。

 

でも、ほとんどの場合心配は要りません

子供の歯ぎしりは成長の過程において必要なものであって、問題のないものなのです。

生後数ヶ月ぐらいの、歯が生え始めた頃の子供の歯ぎしりは、新しい歯を使う練習のために起きると言われています。

子供が大きくなるに従い、歯の噛み合わせも変化していきますが、歯ぎしりで歯をすり合わせることで、自然に噛みやすさを調整していきます。

その子にとって歯ぎしりは、次に生えてくる歯の位置や顎の位置を決めるために必要なことと言ってよいでしょう。

特に歯の生え変わりの時期に当たる小学生頃には、噛み合わせのバランス調整のための歯ぎしりが起こります。

永久歯が揃う12歳頃までは、歯ぎしりの原因がこのような生理現象と考えられますので、心配いりません。

 

歯の成長には個人差があるので、人によっては全ての歯が大人の歯に生え変わるのが中学生になってからということもあります。

そのような場合、歯ぎしりが中学生ごろまで続く可能性もあります。

ですので、中学生くらいまでであれば、そのまま様子を見るのがいいでしょう。

繰り返しになりますが、このような子供の歯ぎしりは一般的には問題ないものですし、歯ぎしりが日常生活に支障をきたすようなこともほとんどありません。

 

ただ、稀に乳歯のかみ合わせの異常が原因と思われる歯ぎしりでは、早い時期において歯並びの治療が必要となる場合もあります。

そういう可能性もないわけではありませんので、虫歯チェックも兼ねて、定期的な歯科検診には通うようにしてください。

 

子供は、昼間に友達や家族とたくさん体を動かして楽しく遊ぶと、夜は疲れてぐっすり眠ることができるので、それで歯ぎしりが少なくなることもあります。

また、歯の生え代わりや身体の成長とともにいつの間にか歯ぎしりが落ち着いていくことも考えられます。

子供が歯ぎしりをしていても、過度に心配することはありませんので、大人になっていく過程として見守ってあげてください。