歯ぎしりを長く続けていると、歯や歯茎に負担がかかってしまい、顎関節症や歯周病を引き起こすことがあります。

家族と同じ部屋で寝ている人の場合、音によって迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。

様々な問題がある歯ぎしりですが、就寝中に無意識にしてしまうため、本人の意思ではなかなかやめることができません。

歯ぎしりの原因をきちんと知り、積極的に予防をしていくことが大切になります。

ストレス以外にも原因がある

歯ぎしりの明確な原因は、現在のところまだ明らかになっていません。

しかしその症状やメカニズムから、ストレスの影響が大きいと考えられています。

日頃からストレスを溜めていると、歯を食いしばることによって顎周りの筋肉が緊張した状態となり、歯ぎしりが起きやすくなってしまうのです。

 

しかし、「ストレスがない」、イコール「歯ぎしりが起きない」というわけではありません。

ストレスとは全く関係のない理由で、歯ぎしりが起きてしまうこともあるのです。

アルコールと喫煙の影響

歯ぎしりを引き起こす原因の一つが、アルコールの摂取や喫煙習慣です。

飲酒や喫煙によって睡眠の質が低下し、結果的に歯ぎしりが起きやすくなる、と考えられているのです。

 

適量の飲酒であれば睡眠を促進する効果が期待できますが、飲みすぎてしまうと体内でアルコールの分解がなかなか進まなくなるため、むしろ深い眠りを妨げてしまいます。

また、タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があると言われていますから、こちらも眠りを浅くする原因となるでしょう。

日頃からお酒を多く飲んでいる方、喫煙習慣がある方はなるべく控えるように心がけると、歯ぎしりを予防できるかもしれません。

歯並びの問題

歯並びや噛み合わせの問題も、歯ぎしりと関係しています。

噛み合わせが良くないと、心理的なストレスがない状態であっても、無意識のうちに歯を食いしばることが多くなるのです。

歯並びが原因となっている場合、歯科クリニックで噛み合わせ治療を受けると、歯ぎしりを改善できる可能性があります。

胃食道逆流症との関連

食後に胸焼けを感じやすい方の場合、胃食道逆流症(いしょくどうぎゃくりゅうしょう)が歯ぎしりを引き起こしているのかもしれません。

胃食道逆流症は消化器に関わる病気の一つですが、歯ぎしりとの関連性が指摘されています。

逆流した胃酸によって口の中が酸性になるため、それを解消するために歯ぎしりが起きる、と考えられているのです(歯ぎしりをすると唾液が出て、口の中の酸性が中和されるため)。

こうしたケースでは、そもそもの原因である胃食道逆流症の治療を進めることで、歯ぎしりの症状も自然に解消されると言われています。

最後に

以上、歯ぎしりの原因としてストレス以外に考えられるものをいくつかご紹介しました。

今回ご紹介したのは、

  1. アルコールと喫煙の影響
  2. 歯並びの問題
  3. 胃食道逆流症との関連

の3つです。

 

歯ぎしりの原因は様々で、ストレスや今回ご紹介した3つの原因以外にも、様々な要素が関係していると考えられています。

より詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。