歯ぎしりの改善は「ストレス解消」から

睡眠中無意識にしてしまう歯ぎしり・食いしばりは、様々な身体のトラブルに繋がるやっかいな症状です。

出来るだけ早く改善したいと思う方が多いのではないでしょうか。

 

歯のかみ合わせや特定の病気(逆流性食道炎など)が原因の歯ぎしりの場合には、歯科医院等で適切な治療を受けることで改善することが期待できます。

しかし、このような具体的な原因が見つからない場合、歯ぎしりを改善するのはなかなか難しいです。

と言うのも、歯ぎしりを引き起こす間接的な原因というのは、実にたくさんあるからです。

 

最もよく言われるのが、ストレスが原因になっているケース。

「あー、なるほど」と納得しそうになるのですが、正直なところストレスなんて誰にでもあります

だって、毎日忙しいですし、人間関係はますます難しい世の中になっていますから。

 

私(当サイト管理人)の場合も、やはりストレスの影響が大きいと思っているのですが、自分のことを振り返ってみると「いつの間にか歯ぎしりするようになっていた」という感じなのです。

つまり、原因がはっきりしないのですね。

これが多分、ストレスが原因の歯ぎしりの特徴です。

この記事を読まれている方の中にも、「いつの間にか」歯ぎしりするようになったという人が多いのではないでしょうか。

 

そのような場合には、ストレス解消が歯ぎしりの改善に繋がるケースが多いです。

まずは歯ぎしり対策として、「ストレス解消」から始めてみましょう。

なお、歯のかみ合わせや特定の病気がある場合には、ストレス云々よりもまずそちらの治療が最優先ですので、歯や顎などに問題があるかどうか、病的な身体の不調があるかどうかをよく確認した上で、ストレス解消について考えていくようにしましょう。

歯ぎしりは危険を知らせる身体からのサイン

さて、具体的なストレス解消法の話に入る前に、「歯ぎしりの意味」について少しだけお話させてください。

これ、結構重要なのです。

 

先ほど、歯ぎしりの原因はストレスであることが多いと言いましたが、歯ぎしりの原因になるストレスって、小さな小さなストレスの積み重ねであったりするわけなのです。

どういうことかと言いますと、「毎日すごくストレスを感じている!」というような自覚できるほどのストレスは、歯ぎしりの発生に必要ないということ。

むしろ、「忙しいけど私は平気」と思っているようなタフな人が、自分では気づかないうちにストレスを溜め込んでいて、「歯ぎしり」という形で初めて自分のストレスに気づくというケースが十分にあり得るのです。

 

こうしたストレスは直接命にかかわるような重大な症状ではないかもしれませんが、「歯ぎしり」を心や体の発する一つのサイン(警告)として受け取って、早めに対処するように心がけてほしいと思います。

頑張っている時、無理をしている時ほど、自分では気づかないうちに「いつの間にか」慢性的な歯ぎしりになってしまっていることが多いのです。

確かに頑張ることは大切ですが、そのような無理な状態が長く続くことによって、体への目に見えないダメージは大きく積み重なってしまいます。

ですから、「歯ぎしり」という身体の異変を感じたら、出来るだけ速やかに対処するようにしましょう。

「睡眠の確保」が最も優れたストレス解消法

それでは、具体的な「ストレス解消法」についてご紹介します。

様々なストレス解消法が世間で出回っていると思いますが、特に重要なストレス解消法は、睡眠の確保です。

睡眠時間が短かったり、質が悪かったりすれば、その日のストレスをその日のうちにリセットできません。

脳や身体を休めたり、思考を整理したり、記憶を定着させたり、身体に必要なホルモンを分泌したりと、睡眠には実に多くの重要な働きがあるのですが、眠りが浅くなるとそれらが十分に行われないのです。

その結果、翌日までストレスを持ち越してしまい、そのストレスが徐々に蓄積されていって、歯ぎしりなどの身体の異変に繋がってしまいます。

 

日々の仕事や家事が忙しくて難しいとは思いますが、やるべきことをできるだけ絞って睡眠時間を確保したり、飲酒・喫煙などを控えて睡眠の質を上げるように工夫してみてください。

こうした小さな工夫でもストレスが軽減され、歯ぎしりの防止につながります。

 

そのほかのストレス解消法としては、趣味を持つようにすることも効果的です。

趣味はいい意味で、私たちの気持ちをまっすぐに好きなことに向かわせてくれます。

定期的に趣味の時間を持つことで、仕事の悩みや心配事から一旦離れることができますし、好きなこと、楽しいことに注意を向けることによって、抱えていたストレスを効率よく解消することもできます。

また、軽い運動で体と心をリラックスさせることも効果的です。

歯ぎしりや歯ぎしりに付随する体調不良(肩こり・顎の痛みなど)で悩んでいる方は、ぜひ自分に合ったストレス解消法を見つけ、実践してみてください。

 

なお、こういったストレス解消法に取り組む気も起きないくらい気持ちが落ち込んでいて、慢性的なストレスを感じているようでしたら、心療内科の受診が心強い助けになります。

専門家のカウンセリングを受けられますので、自分の悩みやストレスの原因を対話の中で発見することができ、落ち着いて対処できるようになります。

「精神科」というと大げさに聞こえますが、心療内科はもっと幅広く、心の悩みに対処してくれる病院です。

まとめ

以上です。

この記事では、歯ぎしり改善に欠かせない「ストレスの解消」について、ストレスの影響と具体的なストレス解消法をお伝えしてきました。

 

歯ぎしりは身体からのSOSです。

放置せずに、ぜひ適切な対策をして自分の身体を大事にしてあげてください。