歯ぎしりは就寝中にあごが動くことで触れ合っている上下の歯が擦れる状態を指します。

耳障りな音が発生することが多く、頻発すると歯のエナメル質が摩耗して知覚過敏や虫歯などの不具合に見舞われることもあるので早急な治療が不可欠です。

小さい子供の歯ぎしりは成長期に見られる生理現象なので体への悪影響はありません。

しかし、成人の場合はストレスによる緊張であったり、飲酒や喫煙によって眠りが浅い状態に陥った結果で歯ぎしりが起こるので注意する必要があります。

成長期が過ぎた高校生も成人と同様の理由で歯ぎしりが起こります。

そのため、起床した際にあごに痛みを感じたり、奥歯の凹凸が目立たなくなっていたら歯ぎしりを疑い、すぐに医療機関で検査を受けるのが無難な対処法です。

 

高校生の歯ぎしりは勉強や対人関係に対するストレス、激しい運動による疲労などが主な理由なので歯の状態を良好に保つには問題点の解消に努めるのが効果的です。

しかし、勉強を止めたり対人関係を断つのは現実的ではなく、運動を行わないのも体に良くありません。

そのため、就寝中に歯ぎしりを起こさないように矯正するのが一般的な対処法になります。

歯ぎしりを防ぐには病院で扱っている医療用のマウスピースを使うのが普通です。

マウスピースを噛むことによってあごの動きを抑制し、歯ぎしりを防ぐことが出来ます。

また、歯ぎしりを引き起こす力任せの食いしばりは歯やあごに大きな負担が及びます。

あごの痛みや歯の欠損を引き起こしてしまいますが、マウスピースで力を分散させることによって負担が軽減され、健康被害を防ぐことが可能です。

特に高校生はあごの筋肉が強いので、歯やあごを守るにはマウスピースによる力の分散が不可欠です。

 

歯ぎしりを抑えるための治療はマウスピースによる矯正の他、あごの筋肉の力を投薬によって一時的に弱める方法があります。

歯ぎしりに至る食いしばりはあごの筋肉が強いほど力も大きくなります。

投薬で筋肉の力を弱めると食いしばっても歯ぎしりが起きにくくなりますが、発声や咀嚼にも影響が及ぶので頻繁には実施出来ないのが欠点です。

また、体が薬剤に耐性を持ってしまい、回数を重ねるごとに効果が低くなってしまうおそれがあるので最良の方法ではありません。

歯ぎしりは疲労やストレスの蓄積で起こることが多いので、対処療法だけではなく心身の緊張をほぐすように努めることが重要になります。

高校生であれば就寝前にカフェインが含まれている飲食物の摂取を避け、光や音の刺激を受けないようにすることで歯ぎしりの発生リスクを減らすことが可能です。