噛み締め症候群とは

噛み締め症候群とは、歯を強く噛みしめるのが習慣づいていることを指します。

歯は硬いものを噛んでも壊れないような圧力に強い作りではありますが、継続的な圧力には強くありません。

普段は上下の歯が触れないように配置されており、唯一触れるのは食事をする時のみです。

しかも、時間に換算すると1日で10分から15分程になるでしょう。

しかし、噛みしめ症候群は、その何倍もの時間歯に圧力がかかり、大きな負担をかけてしまうのです。

そのまま放置していると、歯が欠けたりひび割れたり、すり減ったりしてしまいます。

また、肩こりや頭痛、体の歪みを引き起こすこともあります。

噛み締め症候群の治し方

噛みしめ症候群の治し方は、大きく2つの方法があげられます。

1つ目はマウスピースによる口腔治療で、顎周りの筋肉をほぐして噛みしめを解消していくというものです。

まずは歪みを確認するために口腔内の型取りやレントゲン撮影を行い、顎回りや頭蓋骨、顎の触診が行われます。

そして、体全体の歪みのチェックが行われ、マウスピースの作成がされます。

マウスピースを装着した後は定期的に診察を受け、少しずつ改善していきます。

マウスピースの作成は保険が適用されるものもあるため、治療費の目安は数千円から数万円です。

 

2つ目の方法は噛み合わせの改善です。

噛み合わせが悪いのも噛みしめ症候群の理由の1つであるため、噛み合わせが悪い場合は歯列矯正を行います。

歯列矯正は保険外治療となるため、治療費の目安は数十万円となります。

治療以外に気をつけるべきこと

また、治療と並行して毎日の生活で気をつけるべきこともあります。

噛みしめ症候群は精神的要因も大きいため、ストレスの少ない生活をすることです。

ストレスは知らない間にたまっていることが多いため、適度な運動を行ったり、お風呂にゆっくり浸かったりと、意識的にリラックスすることが大切です。

 

そのほか、日ごろから舌を顎につけるように心がけ、歯と歯の間にスペースを作るようにしましょう。

唇を閉じ、奥歯を離し、舌を上顎につけて顔の力を抜き、上から釣られているイメージで背筋をしっかり伸ばして肩の力を抜くマインドフルネスも効果的です。

軽度の場合は、これだけで症状が改善することもあります。

 

噛みしめ症候群の治療を始めるのは早ければ早いほど良いため、歯が削れている、知覚過敏がある、頭痛や肩こりがあるなどのサインが感じられたら、歯科で診察してもらうのがよいでしょう。

大切な歯を失わないためにも、素早く行動することが大切です。