歯ぎしりは、寝ている間に無意識で起こってしまう現象の一つとして知られています。

歯ぎしりは時に、様々な体の不調の原因となってしまうこともあります。

歯ぎしりの種類と原因

歯ぎしりにはいくつかのタイプが存在します。

最も一般的なのは、歯を擦り合わせることが原因で起きる「キリキリ」と音を立てるタイプで、一般的に「歯ぎしり」というとこのタイプを指します。

他にも、歯を強く噛みしめるタイプや、ガツガツと歯を強くぶつけ合うタイプなどがあります。

いずれのタイプも、その最大の原因はストレスだと考えられていて、仕事や生活等で溜まったストレスを吐き出すために、体が無意識に歯を擦り合わせたり噛みしめたりしていると考えられています。

 

私たちは意識的に体の動きを制御する事ができるため、覚醒している日中の間は歯ぎしりをしないよう意識することで、歯ぎしりを抑える事ができます。

しかし、夜眠っている間は意識的な制御ができないため、無意識のうちに歯ぎしりをしてしまいます。

そのため、歯ぎしりはほとんどの場合、夜就寝中に発生します。

慢性的な歯ぎしりが偏頭痛につながる

歯ぎしりは様々な不調を引き起こす原因になりますが、偏頭痛もその一つです。

歯ぎしりによって歯を擦り合わせたり噛みしめる事で、あごの筋肉に強い力がかかります。

一般的には、歯ぎしりの時に噛み合わせられた歯にかかる圧力は60~80kgに達すると言われています。

これだけの力が断続的にかかり続ければ、当然筋肉に大きな負担がかかる事になり、その結果様々な症状が発生します。

直接的に負荷のかかっている歯やあごの痛みや慢性的な疲れはもちろん、あごの筋肉は肩や首など周辺の多くの筋肉ともつながっているため、その負荷が波及することによって肩こりや首の痛みにもつながります。

そして、首の筋肉や神経に負荷がかかる事でその緊張が神経を通して脳に伝わり、偏頭痛の原因にもなるのです。

歯ぎしりを治して偏頭痛を緩和するには

歯ぎしりが原因で起こる偏頭痛は、歯ぎしりの原因を取り除き、歯ぎしりを抑える事によって症状を緩和することができます。

歯を噛みしめないよう意識する事やストレスを上手に発散してため込まないようにする等の方法によって、歯ぎしりをコントロールし、やわらげることができるとされています。

また、就寝中の無意識の歯ぎしりによる負荷を緩和するために、専用のマウスピースを使う治療法も存在します。

 

しつこい偏頭痛の原因は、もしかしたら歯ぎしりが原因かもしれません。

気になる方、思い当たる方は、一度歯医者さんに相談してみるとよいでしょう。