歯ぎしりは誰もがしているものですが、最近は比較的重度の歯ぎしりに悩む方が少なくありません。

これには、携帯電話がスマホ(スマートフォン)になって、誰もがその画面をじっと眺めて、SNSやメールなどの細々とした作業をする機会が増えたことが関係しているようです。

歯ぎしりは音がぎりぎりとしそうなイメージを持つ方も少なくありませんが、かみ締めた状態で特に音が鳴らないケースもありますので、そのような場合は本人も周りもなかなか気づくことができません。

スマホと歯ぎしりの関係

スマホを持つことが当たり前になっている中で、歯ぎしりとの間にどのような関係があるのか気になると思います。

まず、操作をしているときは通常の姿勢より前かがみになり、少しずつ猫背気味になっていきますね。

猫背になると様々な悪影響があるのは知られていますが、体が前傾することで歯の上下もくっつきやすい状態になっていきます。

歯の上下がくっつくのは食事の時のことを想像すると当然のことに思えるのですが、そうした歯の上下がくっついている状態の時間は正常だと約20分と1日の中でも非常に短い時間なのです。

スマホを持って作業をしていると知らないうちに歯の上下がくっつきやすくなり、これが常態化することで、歯ぎしりが起こりやすくなります。

歯ぎしりになれば顎関節症などの症状になったりすることもありますし、TCH(歯列接触癖)ができてさらに歯ぎしりや顎関節症が悪化するという悪循環に陥ってしまうので、注意しなくてはいけません。

スマホが原因の歯ぎしりは治りにくい

もちろんスマホだけではなくて、日常生活の中で仕事等が大変でストレスが溜まってきても歯ぎしりをしたりすることはあるのですが、それとはまた別と考えましょう。

スマホによる歯ぎしりは、不自然な首の形(ストレートネック)を作ることで自ら歯ぎしりが起こりやすい「癖」をつけているわけですので、単なるストレスよりも深刻なケースだと言えます。

癖になってしまうと治していくのも大変ですし、違和感や歯の痛みなども出てきたりすることもあるので、もしかしたらと思うのであれば、病院で相談することも検討してみて下さい。

特に、寝る前に動画を見たり音楽を聴くなどしてスマホを使う機会も多いですが、よく眠るためにもなるべく1時間前にはスマホから手を離して眠れるような状態を作っていきましょう。

スマホの光自体が眠る前には良くありませんし、寝転んでいたときの姿勢も変わってきて寝付きも悪くなったりするのであまり良いとは言えません。

最後に

以上、スマホと歯ぎしりの関係を簡単に解説しました。

重要なことは、スマホによる歯ぎしりは癖になりやすいということです。

その点、ストレスなどが原因の歯ぎしりよりも厄介ですね。

 

音で分かる歯ぎしりならまだしも、分からない場合には気が付くまでに時間を要してしまうので、いつの間にか癖になってしまうということも多いです。

スマホによる歯ぎしりを予防するには、生活習慣の見直しが第一です。

日頃のスマホの使い方を振り返ったり、自分の歯の状態に違和感がないかを確認しながら、日々の生活を健やかに送れるように工夫していきましょう。