エナメル質の欠損が虫歯を招く

歯ぎしりはあごの痛みや就寝中の不快な騒音の原因になるだけではなく、虫歯の発症とも大きく関係しています。

虫歯は歯が虫歯菌に浸食されることで発症する疾患ですが、常に清潔な状態を保ち、歯の表面を覆うエナメル質に不具合が無ければ殆ど発症しません。

しかし、歯ぎしりによって歯が擦れてエナメル質に傷が付くと、そこから虫歯菌が歯の内部に入り込んで症状が出てしまいます。

歯ぎしりが頻発するとエナメル質が擦り減ってしまうので、それだけ虫歯を患うリスクが増大します。

歯ぎしりが原因の虫歯は内側から発症することが多いので、自分でも気づかない内に症状が進んでしまうのが大きな問題です。

虫歯による歯痛も歯ぎしりによるものと誤解しやすいのも治療が遅れる理由の一つです。

虫歯菌による全身の健康被害も心配

歯ぎしりから派生する虫歯は治療が遅れやすくなり、体全体の不具合にも繋がります。

歯の神経から虫歯菌が入り込んで重大な健康被害に陥るケースもあることから、歯の状態と全身の健康には大きな関係があります。

虫歯を患ったらすぐに治療を受けるのが正しい対処法ですが、原因が歯ぎしりにある場合は注意が必要です。

歯ぎしりを治さないと治療を終えてもすぐに再発してしまうことから、虫歯を治すのに併せて歯ぎしりの解消にも努めることが重要になります。

歯ぎしりを解消させるには根本的な原因を特定するのが確実ですが、人によって発症原因が異なるので早期の対処が難しい問題があります。

歯ぎしりの症状を抑えるには病院で扱うマウスピースによる矯正が効果的ですが、就寝中に噛んであごを固定させる道具なので虫歯があると強く噛むことが出来ません。

そのため、虫歯と歯ぎしりの両方を治すには長い時間が必要になります。

歯ぎしりを防止するには

歯ぎしりは心身の緊張で起こることが多いので、リラックスしてから就寝するのが効果的な予防法です。

カフェインやアルコールなど興奮作用がある成分を含む飲食物の摂取を避け、疲れすぎないように注意することも重要になります。

穏やかな音楽やまろやかな香りはリラックス効果があるとされていますが、個人差があるので確実な方法ではありません。

むしろ、外部からの刺激は気づかないうちに心身を緊張させることもあるので、自分には合わないと思ったらすぐに中止します。

眠りが浅いと歯ぎしりを起こしやすくなることから、就寝中に光や音などの刺激を受けないように工夫することを心がけます。

私の場合、就寝時の小さい明かり(常夜灯)まで消すようにしています。

厚いカーテンを開けてレースだけにしておけば、なんとなく部屋の中でも目が利きますし。

また、口内に食べカスが残っていることで生じる違和感も歯ぎしりのきっかけになることから、虫歯予防も兼ねて丁寧に歯磨きを行うのが口内トラブルを防ぐコツです。