歯周病を予防する基本はプラークコントロールで、普段のブラッシングでいかにプラークを除去していくかがポイントです。歯の表面を舌でなぞったとき、ベタベタしているようならプラークが付着しています。放置しておくと石灰化して歯石になり、ブラッシングでは除去できなくなります。特に歯間はプラークが溜まりやすいので、念入りに磨くようにしてください。ただセルフケアで完璧にプラークを抑えることはできませんので、歯科の定期検診で歯石除去やクリーニングを受ける必要があります。定期検診の頻度は4~6ヶ月に1回のペースが好ましいです。歯科で正しいブラッシング指導を受けても、時間とともに自己流の磨き方に変化していくことが少なくありません。定期検診を受けることにより、間違った磨き方を見直すきっかけになるのです。

歯周病の原因には歯ぎしりもあり、これは自分で気づくのが難しいです。就寝中に発生するので自覚できませんが、起床時に歯に痛みを感じるようなら注意してください。歯ぎしりは歯と歯ぐきにダメージを与えてしまうので、歯が折れたり歯周病を招いたりするのです。歯ぎしりの原因の多くはストレスにあるので、ストレスを軽減することが対策の要となります。日常的にイライラすることが多い、睡眠の質が悪くてスッキリと起床できない、などの心当たりがある方は注意してください。歯ぎしりをしているときは歯ぐきに多大な負荷を与えており、その力はガムを噛むときの5倍になると言われています。歯周組織は歯根や歯ぐきから傷んでいく性質があるので、歯ぎしりをする方は早急に改善させる必要があります。

歯ぎしりの原因には歯並びの悪さも関係しており、歯がガタガタしていると歯磨きのときに上手にプラークを除去できません。凹んだ部分は特にプラークが蓄積しやすく、歯周病の発生リスクが高いです。歯列矯正や審美治療などで歯並びを改善すれば、歯にかかる負担を軽減できます。歯並びが悪いと必然的に噛み合わせが悪くなり、顎関節症や肩こりを発生させることが少なくありません。歯並び改善の方法と言えば昔はワイヤー矯正でしたが、現在は裏側から治療できる方法やマウスピース矯正などが登場しています。周囲にバレずに矯正できるので、接客業をしている方からも人気があります。歯ぎしりは睡眠時無呼吸症候群と併発するケースが多いため、寝起きがスッキリしない人は歯科に相談してみてください。放置しておくと生活習慣病や心臓疾患などのリスクを高めてしまいます。