顎関節症による顎の痛みに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。顎関節症は、顎の関節や筋肉の状態に応じて、病気の状態が診断されます。症状は大きく分けると2つあります。顎自体に痛みがある「疼痛障害」と、顎を動かした時に音がしたり、口が開かなくなってしまう「顎関節内の障害」です。顎関節症の原因としては、「歯ぎしり」や「食いしばり」、「噛み合わせ」などが考えられています。ストレスや疲労などによる「歯ぎしり」や「食いしばり」が続くことによって、顎の関節や咀嚼筋には負担がかかるため、痛みや関節円板のズレなどが生じてしまいます。また極端に噛み合わせが悪い状態だと、片側だけで噛み続けたりしてしまうため、顎に負担がかかり顎関節症を発症する原因となります。

では、顎関節症になってしまったらどのように対処したらよいのでしょうか。顎関節症の対処法は、そのまま顎関節症の予防法にもつながります。まずは、上下の歯が当たっていないかを確認してみましょう。顎に力が入り、上下の歯が当たっていると、顎に負担がかかってしまうためこまめにチェックする必要があります。もし、上下の歯が当たっていることに気付いたら、その都度鼻から息を吸って口から吐く、深呼吸をすると効果的です。それだけでも顎の負担を減らすことができます。

次に、同じ姿勢をとり続けないことが大事です。長い時間同じ姿勢が続くと、知らぬ間に上下の歯が当たり続け、歯を噛んでいるかもしれません。定期的に休憩をして、ストレッチなどを行うようにしましょう。また、ほおづえをつかないように気をつけてください。ほおづえは、手で顎に圧力を加えることになるため、顎に負担がかかります。ほおづえが癖になっている人もいますので、意識して回数や時間を減らすように努力しましょう。顎から頬にかけてのマッサージを行うことも効果的です。耳の手前、顎の関節に人差し指、中指、薬指を添えて、口を開けたり閉めたりしてみてください。ただし、痛みがある時は無理をせず、リラックスして行いましょう。日頃から強く噛んだり、歯を食いしばったりしないように心がけることも大事です。顎関節症は、正しい治し方を知り自分でセルフケアを行っていれば、症状が改善することが多いです。しかし、そのようなセルフケアを行っていても、症状が改善しない場合もあります。その場合は、専門の病院を受診する必要があります。痛みがひどい時は我慢せずに、早めに受診するようにしましょう。