夜、眠っていると突然「ギリギリ…カチンッ!」という音が…。これは歯ぎしりの音です。程度の差はありますが、一緒に眠っている人がびっくりして起きてしまうくらい大きな音が出ることもあります。時には、自分の歯ぎしりの音で自分自身が起きてしまうことも。これだけ大きな音が出るのは、それだけ強く歯を食いしばっているということなので、あまり良いこととは思えないですよね。一体、原因は何なのでしょうか?実は、歯ぎしりの原因はちゃんと分かっていません。大人の場合はストレスが大きな原因ではないかと言われ、その他にも睡眠時無呼吸症候群、顎関節症なども原因と考えられています。

また、大人だけでなく子供でも歯ぎしりをする場合があります。では、子供の場合は何が原因なのでしょうか?乳幼児の場合は、歯が生え始めて噛み合わせを調整するためや、子供の歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)に生え変わる時の歯の位置や、顎の位置を決めるための行動が主な原因だと考えられています。成長するに従って体も大きくなりますので、歯の噛み合わせも変わります。つまり、その変化に対応するために歯ぎしりをして、噛みやすい場所はどこかと探しているわけです。歯の生え変わりは、早い子だと5歳くらいから始まります。すべての歯が生え変わるまで6~7年はかかりますので、その間は子供でも歯ぎしりしやすい時期と言えます。

でも、大きな音がなるし、いくら生え変わるからと言っても歯が削れてしまわないか心配ですよね。ネットにも「歯の生え始めの歯ぎしりは聞いたことがあるけど、うちの子は5歳になっても続いているんだけど…」と心配する声が見られます。どうにか歯ぎしりをやめさせたいと考えるのが人情ですが、眠っている間に起きてしまうことなのでやめさせるにも方法が思いつきません。そうかといって、放っておいたために歯が極端に削られてしまって、ご飯を食べるのに影響が出てしまっては大変です。このように、いろいろ考えるといつまでも悩みは尽きません。

そんな悩みを少しでも減らすために、まずはお子さんの歯の状態を見てみましょう。大きく削られていない場合はただの生理現象ととらえ、しばらく様子見するでも問題ないでしょう。大きく削られている場合は、まずは歯医者さんに診てもらうことをおすすめします。歯ぎしりを止めてもらうことはできませんが、眠っている間の歯ぎしりから歯を守るための「ナイトガード」を作ってくれます。歯の生え変わり時期に起きやすい子供の歯ぎしり。すでに生えてきた大人の歯を守るためにも、ナイトガードを作ることを考えてみてはどうでしょうか。