最近なんだかこめかみが痛い、とお悩みではありませんか?それは、ストレスによる歯ぎしりや食いしばりのせいかもしれません。強いストレスを感じると、人は無意識に髪を触ったり体を動かしたりします。それらと同様に、眠っている間に歯ぎしりすることもストレスによってあらわれる動作の一つだと言われています。また眠っている間だけでなく、日中も知らず知らずのうちについ歯を食いしばっていることがあります。これもクレンチングという歯ぎしりの一種です。そしてこれらの歯ぎしりは、こめかみから耳の辺りにあり噛み合わせに関係している側頭筋と呼ばれる筋肉に大きな負担を与えるため、その結果こめかみが痛いと感じてしまうのです。

ストレス以外にも、もともとの噛み合わせが悪かったり、歯の治療の際の詰め物によって高さが合わなくなってしまったりすることも、歯ぎしりの原因となる場合があります。また、タバコやアルコールも歯ぎしりを引き起こしやすいと言われています。タバコにはニコチンという成分が含まれていて、それが脳を興奮させるため、寝るときになっても落ち着かず、浅い眠りとなります。アルコールについても、寝る直前に過度な量を摂取すると、睡眠の質が下がります。それによって熟睡することができなくなり、歯ぎしりしやすい状態となってしまうのです。

歯ぎしりをそのままにしていると、やがて歯が割れたり、詰め物が壊れたり、あるいは顎関節症を発症することもあります。したがって、こめかみが痛く、寝ている間にもしかしたら歯ぎしりしているかもしれないと悩んでいる方や、家族に歯ぎしりを指摘されたという方は、一刻も早く改善できるように行動する必要があります。具体的な改善策としては、まずはストレスを溜め込まないことです。休日には自分の好きなことができる時間をつくるなどして、リフレッシュできるように心がけましょう。また、歯医者へ行き、寝ている間に装着するマウスピースを作ったり、歯の詰め物の高さが合わない場合には削って調整したりすることも有効です。その他にも、日常的にタバコやアルコールを摂取する習慣がある方は、寝る直前を避けるなど時間帯を考えて摂取することが望ましいです。

歯を食いしばっているという自覚がある方については、自分の意思で改善することが可能です。日常的に、今自分が歯を食いしばっていないかどうかを気にするようにし、もし食いしばっていたらすぐに口元をリラックスさせましょう。