歯ぎしりは、睡眠中の緊張により起こりやすいといわれています。睡眠中の緊張とは、強いストレスを感じた時に起こるものです。ストレス性の発病因子であるブラキシズムが歯ぎしりや食いしばりの原因とされています。
ブラキシズムとは、精神的なストレスによって大脳皮質や辺縁系・自律神経系が興奮して生じるといわれる顎口腔系の機能異常です。ブラキシズムは、口腔内で歯の摩擦や知覚過敏、歯周病などを引き起こします。ストレスにより、無意識に歯を食いしばる習慣が原因になっています。
日々のストレスで、夜によく眠れないという人には、自分に合った枕に変えてみるのがおすすめです。枕を変えると姿勢がよくなり、寝ている間に身体の負担が軽減されます。歯ぎしりを防止するにはどのような枕を選ぶのが良いか、理想的な形について紹介します。

歯ぎしりをする人に多いのが、高すぎる枕を使っているケースです。枕が高いと後頭部が持ち上がりのど元が詰まるため、リラックスした眠りができなくなります。これが睡眠中に緊張する原因を招くのです。また、低すぎても後頭部が下がってしまい、口呼吸になってしまいます。
理想の高さは、仰向けに寝た時に首筋が伸びて、顎を少し引いた状態になれる枕です。横向きに寝るときには、寝返りが打ちやすいように、両サイドがやや高くなっているものが身体に負担がかかりません。
後頭部が当たる真ん中の部分は、丸くヘコみがあるのがよいでしょう。首元を支える部分は、少し高くなっていて、首の後ろがフィットしやすいカーブ状がおすすめです。低反発枕や柔らかい素材の羽根・ポリエステル綿が入った枕は、歯ぎしりの防止には適さないでしょう。

理想的な枕選びのポイントは、実際に当ててみて自分にあった高さを選ぶことです。首元や後頭部を優しく包み込むような、硬すぎず柔らかすぎない素材選びも大切です。
快適に眠ることが、精神的なストレスからも解放されるので、歯ぎしりの防止に繋がります。歯ぎしりが原因で熟睡できなければ、日中の生活にも影響し、さらにストレスを高めることになるでしょう。
枕にはさまざまな形状のものがあり、歯ぎしりだけではなく、いびきや首・肩の痛みなどの症状にも合わせて選べます。実際に店舗で自分に合うデザインの枕を選ぶのもよいですが、症状に合わせた枕をインターネット通販などで探すのもよいでしょう。正しい枕を選ぶことが、歯ぎしりの防止に深く関係してきます。