歯ぎしりの原因はひと昔前まで歯並びや噛み合わせの悪さといわれていましたが、現代ではストレスや眠る時の枕の高さが関係しているといわれます。歯ぎしりには上下の歯を横方向へギリギリと擦り合わせるタイプと、上下の歯を力を込めて噛み締めているタイプがあります。起きている間も噛み締めるタイプの歯ぎしりをしている場合があり、この歯ぎしり対策は意識的に歯を離すことで改善させられます。

眠っている間は意識がないので歯ぎしりをしている自覚がない為、自分で気付かないこともあるでしょう。そのときには鏡で奥歯が磨り減っていないかや舌と頬の内側に咬み合わせの跡が残っていないか、歯の被せや仮歯が取れ易いかなどを確認してみてください。それに歯ぎしりは頭の側頭筋を疲弊させる行為です。頭の筋肉が凝ると血液の流れが悪くなり、あごの筋肉や耳周辺部の筋肉である側頭筋が疲れて連動している頭や肩の痛みに関連していきます。
歯ぎしりで歯を噛み締めると、歯には約100kgの負荷が掛かります。この状態が続くとあごの筋肉が発達して、エラが張ったようになるのです。さらにあごの関節炎や歯の根元が折れたり、歯周病が進行する、睡眠の質が落ちる等の弊害が表れてきます。

そこで歯ぎしりの治し方として自分で出来る対策を実行してみてはいかがでしょう。それは枕の高さについてなのですが、枕の高さが低すぎるか高すぎることが原因で、歯ぎしりが起こっている場合があります。自分では丁度良い高さと思っていても、家族から歯ぎしりを指摘されたならば枕の高さが合っていないこともありえるのです。歯ぎしり対策として、1度枕の高さをいつもよりも低くして眠ってみてください。枕が低いと口が開き易くなり、歯と歯が合わさる機会が減らせます。また小さな枕よりも、寝返りがし易いように大きな枕を選ぶのが歯ぎしり対策にもなるでしょう。自分に合った高さを知る方法はまず枕を入れずに布団に横になり、バスタオルなどを折り畳み1枚ずつ重ねていきます。そして視線が真直ぐ上を向いた状態よりも、若干下を向いた状態が理想の枕の高さです。タオルを重ねて作った高さを測っておき、つぎに枕を購入するときの基準としてください。

もうひとつ歯ぎしり対策で大切なのが、枕の使い方です。枕は頭だけを乗せてしまいますが、これでは首と肩が浮いて空間が出来てしまいます。そうならないように、枕は首のカーブを埋めて肩の力が抜ける状態になるのがベストです。歯ぎしりの治し方は色々ありますが、まずは手近なことから行なってみてください。