顎関節症は、顎に負担がかかる生活習慣やストレスなど様々な要因があるといわれています。「口が開きにくい」「痛みがある」「顎がカクカク音がする」など顎関節症の症状も様々あります。痛みがあったり口の動きが制限されたりすると、食事も摂りづらく健康にも影響を及ぼしかねません。顎関節症の症状のある人は、顎周りや口の周りの筋肉が緊張している可能性があります。そのため、顔の筋肉をマッサージすることで症状を改善することが期待できます。

顎関節付近にある筋肉の中心は、物を噛むときに使う咬筋です。咬筋は背中や頭につながる筋肉が集中しているので、咬筋が緊張すると周囲の筋肉にも影響を及ぼしてしまいます。そのため、咬筋をほぐしてあげることが顎関節症の改善に繋がります。
咬筋は、こめかみより耳よりに位置しています。その部分を手のひらで優しく抑えながら指の腹、手のひらを使って大きく円を描くようにマッサージしましょう。また、頬骨のすぐ下に中指をおき、そのまま軽く押さえてマッサージするのも効果的です。少しずつマッサージする部分をずらしていくと頬全体の緊張が和らぎます。
マッサージはゴシゴシと力をいれると筋肉に刺激を与えてしまうのでNGです。心地よいと感じる強さで優しく丁寧に行うのがマッサージの効果を高めてくれます。

また、耳の穴の前が顎関節にあたります。この部分に中指があたるように4本の指をそろえ、そのまま4本の指の腹をつかって肌を回すようにマッサージするのも顔の筋肉を緩める方法です。顔と同時に首の横側をマッサージするのも相乗効果があります。回数に決まりはないので、自分が気持ち良いと感じる程度で十分です。あまり強くやると逆効果になるので、やりすぎや力の入れ具合には注意してくださいね。

顎関節症はひとつの原因で発症するというよりも、いくつかの要因が重なっている場合が多いです。顎関節症を改善するには、専門の医療機関で治療を受けることも大事ですが、日頃から顎関節症をケアすることも必要です。顎関節症の方は頭痛や肩こりなどの不調を抱えている方も多いのではないでしょうか。顎関節症の改善は、慢性的な肩こりなどの不調の改善にも繋がります。顔のマッサージで痛みや不調を軽減して快適な毎日を過ごしたいですね。ただし、顔のマッサージによって痛みがでるような場合は、かえって症状が悪化してしまう恐れがあります。専門家と相談しながら、無理のない範囲で継続しましょう。