私たちの体には、様々な細菌が棲み付いており、共存関係にあります。体内に常在する細菌は2000~3000兆と言われ、合計すると1~2kgにもなります。
細菌と聞くと、腸内細菌を頭に思い浮かべる人が多いかもしれません。腸内細菌の種類は多種多様で700~1000種類はあるとされていますが、大きく分けられて善玉菌、悪玉菌、日和見菌と呼ばれています。これらの細菌数は、500兆~1000兆にも上ります。
細菌は腸以外の消化管にバランス良く棲み付いていますが、腸の次くらいに常在菌が多いのが口腔内です。腸の細菌叢が腸内フローラと呼ばれるように、口腔内の細菌叢は口腔内フローラと呼ばれます。

口腔細菌の種類は、発見されているだけでも500~700種類です。合計すると2000億にもなり、口腔ケアが不十分の人は4000億~6000億に増えます。腸内細菌と比べると数は少ないですが、腸管の面積と口腔内の面積を考慮すると、口腔内細菌のほうが多いと言えるかもしれません。
歯垢中細菌の10%~20%を占めるのが、アクチノマイセスという真正細菌です。アクチノマイセスにも様々な種があり、 通性嫌気性の種もあれば嫌気性の種まで存在、加えて二酸化炭素が多い環境でよく育つ種も見られます。

アクチノマイセスを多く持っているのは、歯周炎もしくは歯槽膿漏に罹っていない人です。体内に亜硫酸を供給してくれる硝酸還元能があり、心臓や血管系の病気を予防してくれる可能性が指摘されています。
善玉菌として見ることもできる一方で、歯垢内にアクチノマイセスが増殖すると虫歯を作ったり歯肉炎を引き起こしたりするので、注意が必要です。

口腔内細菌は腸内細菌と同様に善玉菌と悪玉菌、日和見菌に分けることができます。日和見菌は場合によっては悪玉菌に傾いて悪さをする細菌のことを指し、最も数が多いです。
悪玉菌が増えると口腔内環境はもとより、体内にも悪さを働く細菌が入っていくので、全身にリスクをもたらすことを知っておきましょう。近年は口腔内に増殖したプラークが糖尿病やアルツハイマー、脂肪肝など、様々な病気を引き起こすことが指摘されています。腸内環境を改善するのも大切ですが、体の入り口となる重要な役割を担う口腔内環境への意識を高めることは、さらに重要かもしれません。

歯ブラシだけでなくフロスをしっかりと使い、定期的に歯科で歯石取りをするなどして、プラークコントロールを徹底しましょう。また、一部の歯科クリニックでは、口腔内フローラの細菌構成を調べるメタゲノム解析を実施しています。細菌構成に合わせて適切な治療を受けられる可能性があります。

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