(写真提供:FineGraphicsさんによる写真ACからの写真)

 

顎関節症は、「顎の痛み」「口が開かない」「あごを動かすと音がする」といった主に3つの症状からくる障害の総称です。口が開かなかったり、あごを動かすときに音がする場合は症状として気づきやすいですが、顎の痛みは人によって感じ方に個人差があります。そのため食事をしているときに「顎がだるいな」「モノを噛むと顎が疲れるな」と感じる程度でも、顎関節症が原因の可能性があります。

顎関節症が起こる原因は、歯ぎしり、スポーツや緊張状態での歯の食いしばり、頬杖・うつ伏せ寝・不良姿勢、歯の嚙み合わせ・噛み癖、顔面打撲などの外傷 など外科的なもののほか、ストレスやうつなど精神的なものからくる場合もあります。「顎がだるい」といった症状がありこれらの要素が思い当たる場合は、顎関節症を疑って歯科や口腔外科などの医療機関を受診してみましょう。顎関節症は前述した3つの症状のうち1つ以上の症状があり、これらの症状が出る顎関節症以外の病気が見つからない場合に顎関節症と診断されます。適切な対処を行えば日常生活に大きな支障を及ぼす病気ではないため、早めの受診をおすすめします。

顎関節症は主に「あごを動かす筋肉の痛みから生じる障害(咀嚼筋痛障害)」「顎関節の痛みから生じる障害(顎関節痛障害)」「顎関節の中の関節円板のずれが生じるもの(顎関節円板障害)」「顎関節を構成する骨に変化が生じるもの(変形性顎関節症)」の4つの障害に分類されます。そのため医療機関では、顎の動きの検査、咀嚼筋など顎周辺の痛みの検査、さらに顎関節やその周囲の骨にズレや変形がないか確認するためにレントゲンやMRIによる画像診断などを行い、症状がどの障害に起因するのかを特定します。

治療方法には主に「薬物療法」「理学療法」「アプライアンス療法」「生活指導」の4つがあります。顎に痛みがある場合は、まずその痛みを取り除くことが優先です。そのため薬物療法として消炎鎮痛薬を投与し、患部の炎症を抑えます。薬物療法で痛みが軽減されたら、次に理学療法を行います。理学療法とは、運動療法・マッサージなどで患部の基本的動作能力を回復させる手法です。顎周りの筋肉の緊張を取るためのマッサージ・ストレッチやホットパックなどの温罨法、顎関節の動きを良くするための下顎可動化訓練が一般的です。

そして再び症状を出さないためには、顎の筋肉や顎関節にストレスがかからないようにすることが必要です。これに有効なのがアプライアンス療法です。アプライアンス療法ではマウスピースやスプリントを使用して、上顎または下顎の全歯列を保護します。睡眠時に使用することで、歯ぎしりや食いしばりによる患部へのストレスを軽減させることができます。生活指導は、日常生活の中で行うことのできる自己管理方法です。かたい物や長時間咀嚼が必要な食べ物を避ける、頬杖や姿勢の改善、歯の食いしばりに気づいたら意識的に歯を離す、過度なストレスを軽減する、など方法は顎関節の原因によってさまざまです。

顎関節症を放置していると悪化してしまい、頭痛やめまい、肩こりなど顎以外の症状まで出てくる場合があります。「顎がだるいだけなので大したことない」と思って自己判断せず、早期に適切な診断・治療を受けましょう。

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