(写真提供:shuri14さんによる写真ACからの写真)

 

寝ている間に歯と歯をこすり合わせる「歯ぎしり」。子供がまだ小さいのに歯ぎしりをしていることはありませんか?夜中にギリギリと音を鳴らしていると不安になりますよね。また、気づいたらずっと指しゃぶりしてる・・・ということもあると思います。そこで今回は幼児の歯ぎしり・指しゃぶりの原因と影響について調べていきましょう。
まず幼児とは、「満1歳から小学校入学前の未就学児」のことを指します。ただ、歯が生え始めるのがおよそ生後6ヶ月からですので、早ければ乳児期の1歳前から歯ぎしりをします。

大人の歯ぎしりといえば、ストレスや飲酒・喫煙などの習慣が原因と言われますが、幼児の場合はそうではない場合があります。
乳幼児の場合だと、生えてくる歯の位置を決めようとしたり、生えてきた歯をどうやって使ったらいいのかを試行錯誤している生理的現象なのです。成長の証とも言えますので、心配はいりません。そのうち自然に収まってきますので、無理にやめさせようとせずに暖かく見守ってあげましょう。
ただし、乳歯が揃っても歯ぎしりを続ける、何度も出血しているなど異変がある場合は小児歯科を受診しましょう。

2歳児以降の歯ぎしりは、噛み合わせが原因であることが多いです。ずれてしまった噛み合わせの自己修復や調整を無意識に行っており、歯ぎしりをしてしまうのです。歯が生え変わる時期に多く、成長とともに収まってきます。
もう一つ考えられるのがストレス。夜中寝ている時だけ歯ぎしりをしている場合、何らかのストレスが歯ぎしりとなって現れている可能性があります。心のSOSかもしれませんので、子供の環境や行動に注意してストレスを取り除いてあげてください。

歯ぎしりをすることで、歯並びへの影響はほとんどありませんが、あまり強いと歯がすり減ってしまいます。あまりに強く歯ぎしりをする時はマウスピースを使う場合があるので、小児歯科を受診しましょう。
また、指しゃぶりですが、赤ちゃんは生まれる前から指しゃぶりをしています。エコーで指しゃぶりが見える時もありますよね。
指しゃぶりは生後2ヶ月から4ヶ月頃から始めると言われています。指が認識でき、自分の意思で動かせるようになると指しゃぶりやこぶししゃぶりを始めます。

指しゃぶりは発達の一つでもあり、遊びでもあります。成長して他の遊びができるようになると自然に落ち着いてきます。1歳から2歳頃には指しゃぶりをやめると言われています。
その後指しゃぶりはだんだん減っていきますが、気持ちを落ち着かせるために指しゃぶりをすることがあります。
年齢が上がっていくほど、指しゃぶりは収まっていきますが、3歳以降でも指しゃぶりをしている場合もあります。習慣となってしまってやめられなかったり、ストレスから指しゃぶりをしていることも考えられます。

低年齢の指しゃぶりは生理現象なのでやめさせる必要はありませんが、3歳以降の指しゃぶりは将来的な言葉の発音に影響が出たり、歯並びが悪くなり、噛み合わせにも影響が出る可能性があります。
ですので、気を紛らわせたり、スキンシップを多くとったり、指しゃぶりはもう卒業だよ、と優しく教えてあげるという手もあります。また、不安やストレスが原因の場合はその原因を取り除いてあげることが必要です。どちらにせよ、厳しい言葉でやめさせるのではなく、自然と指しゃぶりをやめることができるよう、優しく接してあげてください。

その子に合った指しゃぶりのやめさせ方で、暖かく見守ってあげてくださいね。