モニターとスマホの写真
(写真提供:Kevin PhillipsによるPixabayからの画像)

 

夕方近くなるとなんとなくあごがだるい、という経験はありませんか?もしかするとそれは、無意識に歯ぎしりや食いしばりをしているせいかも。歯ぎしりや食いしばりは寝ている間のことと思われがちですが、実は日中も起きています。無意識のことも多く、なんとなくだるい、なんとなく不調…という原因のひとつになっているかもしれません。大事な商談やプレゼンテーションの場などで、緊張のため思わず歯を食いしばってしまうというシーンはありそうですが、もっと日常の中にも歯ぎしりや食いしばりの原因になっていることがあります。

それがモニターの高さです。意外に感じるかもしれませんが、モニターが下に位置していると必然的に顔が下がった状態になり、これが原因と考えられます。人間の歯は、何もしていない状態では上下離れているのが基本ですが、モニターを見るために下を向くと、上下の歯が接触し、そのことであごの筋肉や関節への負担が大きくなります。結果としてあご周りの不調や、食いしばり・歯ぎしりを誘発する原因になります。加えて、モニターの高さと同様に気を付けたいのがスマホの画面を見る姿勢です。スマホの画面に集中するとつい下を向きがちです。電車の中でもスマホ操作をしている人を見かけますが、その多くの方が下を向いています。モニターの高さと同様に下を向く姿勢が負担を増やすので、歯ぎしりや食いしばりを助長することになります。

改善するためにまず、日ごろの角度や目線を確認してみましょう。何より、「下を向いていること」「食いしばっていること」に気づくのが第一歩です。確認してみると、今までどのくらいの頻度で下を向いていたか、食いしばっていたかに気づいて、驚く人もいるかもしれません。次に、モニターは下を向かずにすむ角度に調整し、スマホを見るときの姿勢を見直します。気づいて意識するだけであごへの負担が軽減することもあるようです。習慣化するまではじめは意識し続ける必要がありますが、「継続は力なり」です。

歯ぎしりや食いしばりであらわれる症状は、あごまわりの緊張状態だけでなく、頭痛や肩こり、首のはりなどにも及ぶことがあります。改善するにはマウスピースが有効なこともありますが、仕事中にマウスピースを装着するのは難しいケースも多いでしょう。そうなる前に、まずは自分の状態を確認して、日中もできるだけリラックスしたあご周りをキープできるように過ごしましょう。