虫歯は早期発見・早期治療が大事だと言われます。

しかし、この常識には1つの重大な落とし穴があります。

その落とし穴とは、「早期治療によって歯を失うリスク」です。

 

どういうことかと言いますと、早期治療という名目で本来は削らなくてもいい歯を削ってしまうと、かえって歯が弱くなり、欠けやすくなったり虫歯ができやすくなったりするのです。

その結果、治療前よりも状態が悪化することが多く、将来的に歯を失うリスクが高くなります。

 

「虫歯を早期に発見したのだから、削って治すのは当たり前じゃないか」と思われるかもしれません。

しかし、実は削ってはいけないのです

これまで常識とされてきた「削る歯科医療」の立場からすると、確かに削るのが当たり前です。

ですが、歯の自然治癒力が認識されるようになってきた現在では、「虫歯は削らずに治す」というのがむしろ新しい常識と言えるでしょう。

 

ではどうすればいいのでしょうか?

早期発見した虫歯は、悪化するまで放っておけばいいのでしょうか?

 

答えはもちろんノーです。

削って治すのでもなく、放っておくのでもありません。

歯の自然治癒力が最大化するように、食生活の見直しやドックベストによる歯の保護を行うのです。

これは先駆的な歯科医療の試みで知られる小峰歯科医院院長、小峰一雄先生が下記の書籍で紹介している方法です。

小峰一雄『名医は虫歯を削らない:虫歯も歯周病も「自然治癒力」で治す方法』(竹書房,2016年)

 

当然ですが、早期に発見された初期虫歯だけでなく、進行した虫歯であっても同じことが言えます。

つまり「絶対に歯を削ってはならない」のです。

削ってはならないし、もちろん抜いてもいけません。

どれだけ進行した虫歯であっても、抜かずにいれば自然治癒力を最大化して再石灰化させることができるからです。

 

歯の自然治癒は、歯髄(しずい;歯の神経の集まり)が残っていることで正常に進行します。

歯髄が体液の通り道となって、歯の内側から順に再石灰化していくからです。

ですので、歯を抜くことはもちろん、歯の神経を抜くこともNGなのです。

 

記事のタイトルに書いた「歯医者に行くほど歯を失うリスクが高くなるという矛盾」の真意は、「歯医者に行けば、歯を削られたり抜かれたりすることが多いから」です。

もちろん、最新の知見に基づいて「削らない歯科医療」をしている歯医者さんも一定数あるでしょう。

そういう歯医者さんであれば、ぜひ積極的に通ってほしいと思います。

 

お近くにそういう歯医者さんがない場合は、上述の小峰先生の書籍を参考にして歯の自然治癒に取り組むか、当サイト管理人(渡邉)までお気軽にご相談ください

状況をお聞きして、お近くの歯科医院をご紹介させていただくか、歯の自然治癒の方法をアドバイスさせていただきます。

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歯の自然治癒は、ちゃんとした知識さえあれば、誰にでも今すぐに始められる方法です。